移動性低気圧/中島みゆき

  • 2018.05.19 Saturday
  • 10:28

[中島みゆき/相聞]のアルバムを聞く。
中で「移動性低気圧」が面白い。
女性の変わりやすい機嫌を歌ってる。

 

♪女の胸の中には 違う女が住んでる
あと1人 時によりあと3人4人
女の胸の中には 手に負えない性悪と
憎めない女神が 野放しで住んでる
わからん 冷たいのか わからん 熱いのか
機嫌のゆくえは移動性低気圧

突然横切る移動性低気圧
わからん 好きなのか わからん 違うのか
とりあえず振り向く 振り廻される

 

女性の機嫌を天気に例えるのは村上春樹のエッセイにもあった。
以前引用したところですが、
『]奥さんの機嫌が悪くなると、あれこれ八つ当たりされて、なんでおれがこんなひどい目にあわなくちゃならないんだよ、と疑問に思ってしまう。よくわかります。それは世界中の夫の92パーセントくらいが、同時進行的にひしひしと経験していることです。そうですね、「これはただの気象現象なのだ」と思われてはいかがでしょう。これは竜巻なんだ、これは突風なんだ、これはフェーン現象なんだ。そう思うと気持ちが(比較的)ラクになります。誰も天気に文句は言えませんからね。相手が奥さんだと思うから、首をひねりたくなるし、ときとして頭に来ることもあります。でも自然現象だと思えば、あきらめもつきます。』

 

『僕はなんのかんの、もう44年くらい結婚生活を送っていますが、まだなんだか真っ暗な中で急な階段を上り下りしているような感じです。まあ、退屈はしないですが、なかなかラクはできません。』

 

『こちらに向かって驀進(ばくしん)してくる機関車に向かって怒鳴ったりはしませんよね。それとだいたい同じことだと思われたらいかがでしょう? 無駄なエネルギーは使わないようにして、身の危険は素早く避ける、これしかありません。人生の知恵です。』


移動性低気圧どころか、驀進する機関車に例えられてる。

 

中島みゆきの場合、そのことを女性自らが言ってるのが面白いところだ。

 

この歌には男性についても書かれていて、

 

♪男の夢の中には 粗忽な貘(ばく)が住んでる
いま見たはずの夢を食べてしまった
男の夢の中には 古い風車が廻ってる
思い出の風を 恋しては廻る

男の心は高気圧 かなしいくらいに高気圧
わかっているのは 寂しさに弱いことだけ
不確かさ気になって 高気圧は惑う

 

粗忽とは言われてますが、心の中の古い風車を思い出の風で廻してるなんてなんとロマンチックなんでしょう。
その側を暴走する機関車が通り過ぎていくのが男女の仲ということでしょうか。

もちろん、これは中島みゆきと村上春樹の意見でワタシはそんなことは思っていません。

 


 

「さよならエレジー/菅田将暉」

  • 2018.04.22 Sunday
  • 05:36

テレビでサビの部分が流れるたびにいい歌だなと思う。ちょっと昔風なところがあるので懐かしくすんなり入ってくる。

作詞作曲は石崎ひゅーいという人になっている。初めて聞く名前だ。アルバムも出ているようで、YouTubeで聞くといい感じです。

もっと聞いてみたくなる。

 

眠れぬ夜/オフ・コース

  • 2018.03.08 Thursday
  • 18:47

昔聞いていた曲を改めて聞くと、歌詞の内容を新鮮に感じるということはよくあることで、今日ふと聞いた

オフ・コースの「眠れぬ夜」もそうでした。

 

シンプルに愛を肯定するイメージの小田和正さんなのですが、この曲では1番で「愛」を全否定。

 

♪目の前にひざまづいてすべてを「忘れてほしい」と涙流してもあれが愛の日々なら もういらない

というのだからスゴイ。ちょっと大げさですが。

 

ところが2番で、そう言いながらも、目の前に彼女が現れたら

『君の横をとおりぬけ とびだしてゆけるか』

というとそれは出来ないと言う。

 

『愛のない毎日は 自由な毎日』だけど

愛のない毎日は『暗い 暗い 暗い 闇の中』でもある。このアンビバレンス。

 

カンタンに割り切れない、一筋縄ではいかないのが「愛」です。

 

昔も歌詞を聞いていたのだけど、頭の中だけで聞いていた感じだ。

歌詞の深さに今頃気がつく。昔はモノを思わざりけりです。

 

作詞:小田和正    作曲:小田和正

♪たとえ君が目の前にひざまづいて
すべてを「忘れてほしい」と涙流しても
僕は君のところへ 二度とは帰らない
あれが愛の日々なら もういらない

愛にしばられて 動けなくなる
なにげないことばは 傷つけてゆく
愛のない毎日は 自由な毎日
誰も僕を責めたり できはしないさ Haー

それでも今 君が あの扉をあけて 入って来たら
僕には 分からない
君の横をとおりぬけ とびだしてゆけるか
暗い 暗い 暗い 闇の中へ
眠れない夜と 雨の日には
忘れかけてた 愛がよみがえる

眠れない夜と 雨の日には
忘れかけてた 愛がよみがえる

眠れない夜と 雨の日には
忘れかけてた 愛がよみがえる

 

 

 

サザンカ/SEKAI NO OWARI

  • 2018.03.05 Monday
  • 07:55

『逃げる事の方が怖いと君は夢を追い続けてきた
努力が報われず 不安になって
珍しく僕に当たったりして
ここで諦めたら今までの自分が可哀想だと
君は泣いた』

というあたりがリアル。

夢を持とう、夢はかなう という歌は多く、そりゃあそうだが、夢が叶うなんて一握りの人で、叶わずに深い挫折感を味わい失ったものに途方に暮れる人のほうが多いというのも現実。

それよりもタモリの言う

「夢なんか持っちゃ駄目です」のほうがスンナリ納得できる。

 

この歌は夢を持つ者の挫折の恐怖と優しい励ましをテーマにしていて、心温まるところがある。

 

『いつだって物語の主人公は笑われる方だ
人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ』

 

歌の主人公は夢を持つ人の近くにいる人の視点になっている。『僕は思うんだよ』って歌詞に出てくるのは珍しいのでは。エッセイみたいだ。

 

笑われても当事者として挑戦しようというメッセージは中島みゆきの「ファイト!」に共通している。

『ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ』

 

メロディは全体的に地味で、サビの部分に少しフックがある程度。全部サビみたいな曲が多いSEKAI NO OWARIには珍しい。

 

NHKのビョンチャンオリンピックのテーマだったんだそうだ。知らなかった。

タイトルの「サザンカ」が歌詞の中には出てこないので不思議なタイトルで、調べると花言葉が「困難に打ち克つ」だからではとのことだが、本当のことは分からない。

 

この前のオリンピックが安室奈美恵の「ヒーロー」。アスリートをヒーローとレスペクトする内容に対して地味な「サザンカ」という対比が印象に残る。

 

♪ドアの閉まる音 カレンダーの印
部屋から聞こえる 君の泣き声
逃げる事の方が怖いと君は夢を追い続けてきた
努力が報われず 不安になって
珍しく僕に当たったりして
ここで諦めたら今までの自分が可哀想だと
君は泣いた

夢を追う君へ
思い出して つまずいたなら
いつだって物語の主人公は笑われる方だ
人を笑う方じゃないと僕は思うんだよ

誰よりも転んで 誰よりも泣いて
誰よりも君は 立ち上がってきた

僕は知ってるよ
誰よりも君が一番輝いてる瞬間を
夢を追う君へ
思い出して くじけそうなら
いつだって物語の主人公が立ち上がる限り
物語は続くんだ

嬉しいのに涙が溢れるのは
君が歩んできた道のりを知っているから

夢を追う君へ
思い出して つまずいたなら
いつだって物語の主人公は笑われる方だ
人を笑う方じゃない
君ならきっと

「Guess Who I Saw Today」

  • 2018.02.18 Sunday
  • 06:36

【TV】 JUJU BIG BAND JAZZ LIVE "So Delicious,So Good" (WOWOW)を見る。

10月10日は“JUJUの日""として、毎年趣向を凝らしたライブを開いてきたが今年はビッグバンドジャズでした。恋に落ちてやがて別れていく恋愛のプロセスのシーンごとの歌を歌っていく。いつもだがJUJUの解説が楽しい。「Cry Me A River」は知っていたが、タイトルからして意味不明だったが、復縁を迫る彼にワタシの前で涙の川を作れという内容だったんですね。

 

「Guess Who I Saw Today」は曲も初めてだが詞がコワイ。

 

You're so late getting home from the office
ずいぶんと仕事遅かったわね    

Did you miss your train? 
電車に乗り遅れでもしたの?

Were you caught in the rain?
それとも雨にでも降られた?

No, don't bother to explain
ま、いいわ、わざわざ説明しなくても

Can I fix you a quick martini?
軽くマティーニでも作りましょうか?

As a matter of fact, I'll have one with you
実はね、私、今夜はあなたと飲みたい気分なのよ

For to tell you the truth
あなたに話したいことがあって 

I've had quite a day too...
私も大変な一日だったわ...

Guess who I saw today, my dear
ね、あなた、今日私、誰を見かけたと思う?

I went in town to shop around for something new
目新しい物を探しに街に出かけたのね

And thought I'd stop and have a bite when I was through
買い物を終え、ちょっと休憩して何か食べようと思って

I looked around for some place near
どこか近くにお店ないかしらって探したの

And it occurred to me where I have parked the car
そうしたら、ちょうど車を止め所に

There was a most attractive French cafe and bar
とっても洒落たフレンチカフェ&バーがあったのよ

It really wasn't very far
ほんと、すぐ側に

The waiter showed me to a dark, secluded corner
ウェイターが奥の静かな角の席に案内してくれたんだけれど

And when my eyes became accustomed to the gloom
店の照明の暗さに目が慣れた頃

I saw two people at the bar who were so much in love
カウンターでいちゃつく二人が目に入ったの

That even I could stop it clear across the room
遠くからでも二人が愛し合う仲なのは はっきりと分かったわ


Guess who I saw today, my dear
ね、あなた、今日私、誰を見かけたと思う?

I've never been so shocked before
こんなショックを受けたことなんて今までになかったわ

I headed blindly for the door
一目散に私は店を出たわよ

They didn't see me passing through
通り過ぎる私に、その二人は気付きもしなかったけれど

Guess who I saw today
ね、今日私、誰を見かけたと思う?

I saw
私が見かけたっていうのは

YOU!!
あなたよ!!

 

 


 

家路/浜田省吾

  • 2018.02.14 Wednesday
  • 05:44

先日見た《SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2015−2016 旅するソングライター “Journey of a Songwriter”》のラストソングが「家路」。浜田省吾が砂丘や海岸などを歩いてる映像に曲が流れる。いつまでも耳に残っている。

 

♪そして夜が明けたらまた生きてくために
生活(くらし)を背負って歩き出す
疲れた体 次第に何も
聞こえなくなる 感じなくなる だけど
 

というネガティブから

 

♪どんなに遠くてもたどり着いてみせる
石のような孤独を道連れに
空とこの道出会う場所へ
 

のポジティプな歌詞とスケール感のあるメロディが耳に残って何度も頭の中でリフレインしている。

浜田省吾の大ファンの知り合いが映画を見ていて泣いたと言っていたが、この部分ではないかなと思う。高揚感が素晴らしい。

 

もともと1980年のアルバムの曲で何度も聞いてる曲なんだけど、浜田省吾の中でも曲は成長していくだろうし、聞く方もかわっていくのでピントが合うってことがあると思う。

 

浜田省吾の歌詞には街を出ていくという歌詞が何度も出てくるので「家路」というのは似合わないのだが、別に約束された幸福の土地があってそこに向かっていくというイメージもあって、この曲は「家路」というタイトルだけど、どこかにあるホームポジションに向かって行くという曲なんだと思う。

 

♪青く沈んだ夕闇に浮かぶ街を見おろし
この人生が 何処へ俺を導くのか尋ねてみる
手に入れた形あるもの やがて失うのに
人はそれを夢と名付け 迷いの中さまよう

そして女達は愛という名のもとに
俺を上と下に引き裂いた
だけど今でも信じている
心のすべてを奪い去るような真実の愛

悲しみ果てしなく風は夜毎冷たく
人は去り人は来る でも気付けば
道標もない道に一人

そして夜が明けたらまた生きてくために
生活(くらし)を背負って歩き出す
疲れた体 次第に何も
聞こえなくなる 感じなくなる だけど

どんなに遠くてもたどり着いてみせる
石のような孤独を道連れに
空とこの道出会う場所へ

青く沈んだ夕闇に浮かぶ街を見おろし

どんなに遠くてもたどり着いてみせる
時のはざまにいつの日か
魂を解き放って
どんなに遠くてもたどり着いてみせる
石のような孤独を道連れに
空とこの道出会う場所へ

 

今年のベストテン<曲>

  • 2017.12.29 Friday
  • 05:29

今年好きだった曲を考えてみる。


)誠祐屐RADWIMPS
⊇鬼少年ジャンプ/RADWIMPS
ノンフィクション/平井堅
MILLION YEARS AGO/ADELE
Wherever you are/ONE OK ROCK
The Beginning/ONE OK ROCK
Г△い燭ぁ仁喇智史
RAIN/SEKAI NO OWARI
Destiny/シェネル
kagero/嵐

 

♪僕は人間じゃないんです
♪週刊少年ジャンプ的な未来を 夢みていたよ
♪惰性で見てたテレビ消すみたいに生きることを時々やめたくなる
♪足下ではなく、空を見上げているとこの人生があっという間に過ぎていくようでただ呆然となって、涙を流すだけ

 

基本暗い歌が好きだと改めて思う。

長い坂の絵のフレーム/井上陽水

  • 2017.11.11 Saturday
  • 21:20

 「ザ・カセットテープ・ミュージック」で井上陽水特集をしていて、マキタスポーツが好きな曲ベスト3にあげていた曲。

「長い坂」は人生のことで、「フレーム」は人生の一コマ一コマということらしい。

下記の「動画」の中て、陽水が

『自分が50歳くらいになって、その頃の(昔の)話をするのが、二十代、三十代、四十代とは違った意味になってきて、それははっきり言えば、「これから何があるか」ということもありますけど、「これまで何があったね」と言う事柄の方が圧倒的に多くなった年代に僕らが入ってきたことで、自分が常識的に一番輝いていた事柄を確認するのがすごく嬉しい年代になってきた。そんな形で曲は始まっていく。』

と語っている。未来より過去のほうが充実してくるって実感しますね。

 

 

Million Years Ago / Adele

  • 2017.10.21 Saturday
  • 12:38

アデルの「25」のアルバムを聞いていて一番印象に残った曲。

初めて聞いたとは思えない哀愁のあるメロディに何かのカバー曲ではないかと思って調べたが、違うようだ。同様のことを思ってyahho知恵袋で質問した人がいてそんなことを思うのはワタシ一人ではないんだと思う。

 

聞きようによってはセンチメンタルなチープな曲なのかもしれないがいいと思ったのだからしょうがない。メロディの単純な繰り返しでアデルはオクターブ上げたり下げたりして歌っているだけ。しかしアデルの高音の説得力がスゴイので心に染みます。

 

歌詞の和訳を見て、メロディにビッタリだなと思った。

 

♪今までやってきたことを後悔してるのは
わたしだけじゃない それはわかってる
だけど時々思うことがあるの
過去が映すものに耐えられていないのはわたしだけじゃないかって
もう少し 心から生きられたらいいのに
足元ばかり見つめるのではなく 空を見上げたい
人生があっという間に過ぎていくわ
わたしにできることと言ったら それをただ見ながら涙を流すだけ
あの空気が恋しい 友達も恋しくてたまらないわ
お母さんに会いたい 人生はパーティーのようだと感じていた
あの頃が懐かしい
だけど あの日々が百万年前のように感じるわ
 

アデルはこう語ってる。

「この曲のストーリーは…
ある日わたしが昔住んでたロンドンの南にあるBrokwell公園を車で通り過ぎたの。
わたしが子供時代を過ごした場所よ。人生の中でも記憶に残る時間を過ごしたわ。
それでその公園の横を通っていたら、本当にワンワン泣けてきちゃってね。
すごく恋しく思ったの。今じゃみんないろんなことをそれぞれやってて、
そのどれもがわたしには何の関係もないこと。
その場所に座って一緒にサイダーを飲むこともないのよ。
それよりも今それぞれがやってることに集中してる。
だからもうそこで会うことができる人もいないんだって気づいたの。

この曲はその気持ちについて歌ったもの。そして…
こんなふうになるなんて思いもしなかったっていう思いを歌ったわ。
こんなこと想像もしなかったわよ。公園でギターを持って友達に歌を歌っていたあの頃は…
絶対にこれっぽっちも想像しなかった。」

 

昔のことは心にはこんなに鮮明に残っているのにもうどこにもない。そのことに切なくなるというより苦しくなることはありますね。

 

The Beginning/ONE OK ROCK

  • 2017.10.18 Wednesday
  • 05:35

最近毎朝聞いている曲。

映画《るろうに剣心》とのタイアップ曲なんだそうだ。

 

♪ Just tell me why baby
なあ、教えてくれよ

 They might call me crazy for saying
どうしてみんな僕のことを狂っているって言うのさ

 

というかぶせてくるようなサビのメロディがかっこいい。

ボーカルの魅力、メロの魅力が素晴らしい。元気が出ます。

 

 

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