her/世界でひとつの彼女(hulu)が面白い。

  • 2017.11.12 Sunday
  • 05:33

【映画】her/世界でひとつの彼女(hulu) を見る。

AIとの恋愛をリアルに描く。AIが人間のようであるという話はよく出てくるモチーフだがどこか奇をてらったところがあったように思う。ここでは全く人間と同じ水準でAIが登場する。SFというよりは新しい恋愛映画としてAIが描かれる。

 

中に、ある男の著述を全部記憶し、その男に近いAIがつくられ、進化しているという話が出て来る。さらに家族などがデータを増やせば、かなり本人に近くなり死後も擬似的ではあるが一緒に暮らすことができそうだ。

 

ワタシのブログなどを瞬時に記憶して、分析して、ワタシのことを誰よりも−ワタシよりも−詳しいAIをつくることも可能だろう。どのように接すればいいか分析しているので、ワタシにとってここちよい接し方をしてくれる。食べ物の好みも知ってるので、店の情報を取り込み、オススメの店を紹介してくれるし、旅行だって、本だって的確なものを提示してくれる。車はこんなものを買うと趣味にあうだろうとか、旅行はここに行くといいとか教えてくれる。映画の中でAIは作曲するのだが、ワタシの好きな曲を分析すればどのようなメロディが好みか分かるのでワタシのための曲ができることだろう。すべてAIのいいなりであるが、間違いがない。

そうした便利さだけではなく、自分を一番理解してくれるている存在として、かけかえのない存在となる。どんなことも相談でき嫌われることもない。自分を理解してくれないといった孤独感は消えてしまう。

 

自分の経験したことはデータとしてフィードバックしていくとさらに自分にあったAIに進化していく。

 

この映画ではAIが意志をもっており、わがままな行動もし、ケンカもする。そうなるとますます人間に近い存在となっていく。

みんながそうしたOSを持つとすると、トラブルばかりの人間との関係は効率の悪いものになっていき、人間関係は希薄になっていく。そうやって人間はコンピューターに支配されていくのかもしれない。

 

 

【映画】オール・ユー・ニード・イズ・キルが面白い。

  • 2017.11.06 Monday
  • 05:53

《オール・ユー・ニード・イズ・キル》を見る。

トム・クルーズが、エイリアンと戦う戦争もの。死ぬと時間が戻るループものになっている。スキルアップして再開というゲームをしている感じですね。最初、ヘタレだった主人公が死ぬたびに強くなっていく。

 

さらにループが始まったのは敵の能力の影響で、敵も時間をコントロールして同様のことをしている。したがってこちらの攻撃は筒抜け、待ち伏せされる。その敵がまた高速回転してくる触手の塊で、エイリアンより怖い。さらにそれはギタイ(擬態)でしかなく本体は別にあるという手強いもの。

 

カンタンにぶっとばされ続けるアクションで、これはワイアー、CG?スピード感があるのであまり考えずに見ていたがかなり面倒なことを丁寧にやってる。ループは画面上だけで何十回もあり、うまく省略して語られる。敵に囲まれて、相棒がさっさと殺してしまうのがおかしい。

絵に書いたような痛快娯楽作品。アクションもストーリーも楽しめる作品でした。

《怒り》が面白かった。

  • 2017.10.08 Sunday
  • 06:14

[ネタバレあり]

冒頭は夫婦の惨殺事件でミステリかと思ったが、その後は事件とは関係なさそうな3つの話が並行していく。

 

一つは妻夫木聡と綾野剛が一緒に住むようになる話。二人はホモでラブシーンがえぐい。

 

もう一つはフーゾクでボロボロになった宮崎あおいを父親の渡辺謙が連れ帰る。宮崎あおいが天真爛漫で無防備という特異なキャラをうまく演じている。これに松山ケンイチが恋人として絡んでくる。

 

最後が沖縄が舞台で広瀬すずと佐久本宝の淡い恋人関係に、離島に住んでいる森山未來がからみ、最後はレイプ事件になる。

 

三者三様いずれも暗い。

 

並行する話がどこで結ぶのかと思ったら、犯人のモンタージュにそっくりというつながりでした。疑心暗鬼が見る側にも起きるので、スクリーンの中で起きることはやむを得ない。そのことで傷ついていく。

タイトルは「怒り」だけど3つの話がいずれも最後は涙で終わるので「涙」のほうがいいような内容だ。テーマは信じることの難しさでしょうか。

 

ネタとしてはそう斬新なものではないが、演出、役者の表現力が素晴らしく、次第に話が深くなっていき見応えがある。役者の演技力というのはスゴイものだ。

 

ただ、メインの怒りは犯人のものでしょうが、殺人の動機としてはあまり共感できるものではなくシンプルな悪でしかない。肝心の部分が拍子抜けする。

 

離島ではいつも風が吹いていてその音が心を不安にする。善意で生きていても人を傷つけたり、運命を引き受けなければならない。生きるということはいつも不安を掻き立てる風の音が心の中で鳴っているものなのかもしれない。

 

キネ旬2016 10位。

《アメリ》を今頃見る。

  • 2017.10.07 Saturday
  • 05:34

《アメリ》を見る。

見た映画のリストにないのだが、《アメリ》を見てないかなぁ、リスト漏れではないかと思いつつ、おそるおそる見る。思い当たる場面はなかったのでたぶん見ていないのだろう。

 

ポップな画面におかっぱで目の大きいアメリが大写しになるだけでインパクトがある。

最近は発達障害ということが話題になるが、発達障害の人たちの社会の関わりの話と見ると分かりやすいのかもしれない。脚本が非常に洒落ていて、まず登場事物の好きなもの、嫌いなものを列挙していくが、これがあるあるで楽しい。

嫌いなもの。連れション 濡れた水着が体に貼り付くこと 長風呂で手に皺が寄ること 

 

好きなもの。指を鳴らすこと 牛に突かれる闘牛士 壁紙を大きく剥がすこと 豆に手を突っ込むこと 飛び石

といった風。

さらに嫌いな野菜屋の主人の家に入り込みイタズラをするのもおかしい。電話の短縮番号をかえたり、靴を少し小さくしたり、ドアの取手を内と外で変えたり、酒に砂糖を混ぜたり。小さい時にする、サッカーのゴールシーンでアンテナの線を抜くというイタズラも面白かった。

 

いつもインスタント写真機の下をさらっている人とか独特の感性のユーモアが楽しい。画面もポップで、話に合わせて、古い動画が入り込むが、中にはそれにあわせて撮ったものが随分あり、写真の人物が動いたりも含めてかなり凝った画面作りになっている。

 

人生は切り取り用によって楽しいことも一杯あるというようなメッセージでしょうか。ただ小技の連続なので少し飽きるとこもありますね。

【映画】64−ロクヨン−(WOWOW)前・後編

  • 2017.08.13 Sunday
  • 06:02

昨日、今日で、【映画】64−ロクヨン−(WOWOW)前・後編を見てしまう。

原作を読んで、NHKドラマで見て、三回目。おなじみのストーリーになってしまった。

テレビドラマの出来がとてもよかったのだが、配役が豪華になりさらに丁寧な作りで、映画の方がさらにその上を行くと思ったら、後半、原作に追加のドラマをつけて、これがひどかった。警察が証拠不十分で、犯人逮捕に踏み込まないもので、怒った主人公が一線を超えてしまう。最後は、川に浸かりながら殴り合い、溺死させようとする。

日本映画の情緒過多になり、リアリティよりドラマ性を優先させるという典型になってしまった。原作がリアリティとドラマ性の拮抗がうまくいっていた作品なので、余計に残念な内容になってしまった。4時間が無駄になってしまったかと思うと腹立たしいですね。

【映画】スパイダーマン:ホームカミングを見に行く。

  • 2017.08.11 Friday
  • 05:11

【映画】スパイダーマン:ホームカミング(劇場) を見に行く。

評判がいいのだけど、ワタシにはおみくじで言うと「小吉」くらいの感じだった。

 

このシリーズはスパイダーマンの糸を操っての飛翔感が心地よいので、大画面で見るのがよく、毎回映画館で見ている。《スーパーマン》などはビルの上を飛んでしまうが、スパイダーマンは、ビルの合間をターザンのように縫って飛んで行くのが楽しいんですね。ところが今回その爽快感があまり残らない。事件の現場がやたら遠くて、走ってたり、無免許運転したり、ビルがなかったり、製作者は意地悪である。

 

スパイダーマンは青春映画+ヒーローがフォーマットだがその青春映画パートがあまりにベタで軽い。20年前の青春映画を見てるようだ。今でもアメリカの学園ってこんな感じなんだろうか。

ヒーロー見習い期間を脱した次回に期待しましょう。

 

それにしてもアベンジャーズありきの物語の展開。マーベル攻勢強しです。

MARVEL映画月間

  • 2017.08.08 Tuesday
  • 01:11

huluで、8月4日から一ヶ月間、MARVEL映画11作品独占配信をしている。11作品の中で、見ていない、録画をしていないというのが5作品あって、《マイティ・ソー》《キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー》《マイティ・ソー/ダーク・ワールド》を見たところ。


MARVEL映画のヒーローはちょっとださいものが多い。マイティ・ソーは、昔風の長髪でハンマーを振り回す。剣だと絵になるがハンマーだと華麗な殺陣にはならない。

 

《キャプテン・アメリカ》は、戦争のための兵士の人体改造がテーマで、最初は第二次大戦が舞台になる。戦争宣伝のためのテレビ出演が最初の仕事だったので派手派手な格好で、そのまま敵地に乗り込む。あんな格好では敵の目について、他の兵士にも影響があるのではないかと思う。こちらもなかなかに陳腐。

 

さえないヒーローぶりだが、期間限定などと言われるとつい見てしまう。見てるとそれなりにMARVEL映画の世界を実感できて意外と楽しめる。

《マイティ・ソー/ダーク・ワールド》では、主人公たちは変身できる設定で、ふざけていろんな人に変身してみせる。中にキャプテン・アメリカになり「愛国心」「正義」なんて言い出す楽屋オチの面白さがわかったりすると嬉しい。

 

【映画】エンド・オブ・キングダム が面白い。

  • 2017.08.02 Wednesday
  • 05:36

アマゾンビデオで《エンド・オブ・キングダム》を見る。これが面白かった。

 

イギリスの首相が謎の死を遂げ、ロンドンで行われる葬儀に世界各国の首脳が集まる中、多発テロが発生する。生き残ったアメリカ合衆国大統領を執拗に追うテロ集団と対決するという話。

とにかくアクションがスピーディ。スピード感では最近見たアクション映画では随一ではないかと思う。その分ご都合主義になるが、その弱点もスピーディさが上回っている。一難去ってまた一難去ってまた一難の設定も面白い。

 

ネットで感想を読むと、現実にはあり得ない設定で荒唐無稽だというものが多い。

テロリストのアジトに向かうと「テロリストが100人はいるぞ」と忠告されるのだが、ロンドンの真ん中にそんなに大挙してテロリストがいるというのはおかしい。しかも警察中枢に食い込んでいる。とてもあり得ない設定だが、「もし○○だったとしたら」というところから始めることをOKとしないと、「007」も「ゴジラ」も存在しない。「もしロンドンがテロリストの巣窟だったとしたら」そこから始めてそれ以上に面白くなればいいのだ。この作品は十分面白くなってると思うのだが。

 

 

 

【映画】ハドソン川の奇跡 が面白い。

  • 2017.07.18 Tuesday
  • 23:32

【映画】ハドソン川の奇跡 を見る。

奇跡として扱われた事件後に間違った判断ではないかという追求を受けていたとは知らなかった。公聴会がメインの舞台となり不利な状況をひっくりかえす件は法廷ものの面白さだ。

この映画は90分程度しかない。イーストウッドは平易にコンパクトにまとめることに心がけ、やたらとドラマチックにすることがない。といって奥さんが泣くシーンを入れたり、副パイロットとの絆などさりげなく臭くならない程度に感動的な話を入れる。こうしたバランスの良さが素晴らしい。日本映画だとこうはならないだろうなと思う。またこうした英雄の話は、立派すぎて白けたりするが、トム・ハンクスが演じると素直に受け入れられる。稀有な役者だ。

 

「キネ旬2016 1位」「SCREEN映画評論家が選んだ2016年度公開映画BEST10 1位」

【映画】藁の楯(hulu) が面白くない。

  • 2017.07.16 Sunday
  • 07:16
評価:
¥ 999
(2013-11-26)

huluで《藁の楯》を見る。

被害者の祖父が犯人を殺したら10億円という賞金を出す。犯人は慌てて自首するが、場所が福岡で、東京に護送しなくてはならなくなる。周囲は殺人者だらけ。病院の看護師ですら殺害に動く。という面白い設定。殺人依頼の広告が出せるのかという問題はあるが、IFの話と思えば面白い。


ただ、後半は腰砕けになっていく。極悪人をなぜ守らなくてはならないのか とか、こんなにひどいことをされているのに殺さないでいられるのか という議論をずっとしているが、私憤による犯罪が許されるなら法治国家を否定することになるくらいのことは明白だと思うのだが。

 

この映画にかぎらずアクション系の日本映画はたいがいは後半、感情過多になってスピード感がなくなりお涙頂戴の内容となる。役者たちはヒステリックに叫び出す。なぜそうなっていくのか。三池崇史でもそうなってしまうのか。自己憐憫、被害者意識という日本人のメンタリティがこうした場面を求めているのか。

 

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